推進工事の難工事事例
発生事象
軌道下越し工事に於いて、立坑間(L=80.5m)を泥水式推進工(500A)で推進中、軌道のアンダーパス下部通過地点(到達まで残り22m)で残置H鋼に衝突し、回転軸が下方にブレて推進不能となった。
対策
到達立坑側から鋼管さや管推進工法(ベビーモール工法)800A鋼管を迎掘り推進したが、残置鋼矢板の摩擦抵抗により残り6m地点で回転不能となった。
更に、残り6mの部分に700A鋼管を挿入推進し、残置H鋼を切断撤去した後、500A鋼管を迎入れ、計画通り到達させることができた。
到達立抗側の空隙部分に700A撤去後、注入材を充填。