難工事克服事例

難工事克服事例

立坑築造工事の難工事事例

発生事象

高速道路下越し工事に於いて、立坑間(L=53.14m)を二重ケーシング方式の推進工を計画。 発進・到達立坑が狭隘なために揺動圧入式築造機を採用し掘進したが、玉石(最大Φ500mm)が出土したため、計画の推進工法では施工困難なことから、発進立坑の作業を一時中断し、施工方法の見直しを行うこととなった。

対策

検討の結果、土質対応可能なロックマン工法が採用となり発進立坑(Φ2500)を計画深度まで築造することとなり、施工を再開し、所定深度(L=4.533m)の立坑を築造した。

推進工事の難工事事例

発生事象

軌道下越し工事に於いて、立坑間(L=80.5m)を泥水式推進工(500A)で推進中、軌道のアンダーパス下部通過地点(到達まで残り22m)で残置H鋼に衝突し、回転軸が下方にブレて推進不能となった。

対策

到達立坑側から鋼管さや管推進工法(ベビーモール工法)800A鋼管を迎掘り推進したが、残置鋼矢板の摩擦抵抗により残り6m地点で回転不能となった。 更に、残り6mの部分に700A鋼管を挿入推進し、残置H鋼を切断撤去した後、500A鋼管を迎入れ、計画通り到達させることができた。 到達立抗側の空隙部分に700A撤去後、注入材を充填。

薬液注入の難工事例

発生事象

電線地中化共同溝工事に於いて、掘削中にボイリング現象が発生した。

対策

土留矢板の根入れ長変更又は地盤改良が必要となり、現場付近で実施していた薬液注入による地盤改良を選択し、無事計画通りに工事を実施することができた。

通信土木工事の難工事事例

発生事象

基地局増設工事に於いて、土質データに基づいて鋼杭横矢板方式を採用し、基礎台を構築する計画であったが、岩盤混じりの土質のため穴掘建柱車が使用できず、他の方法を選択することとなった。

対策

狭隘で架空設備も接近している作業環境で、バックホーとジャンボブレーカーを併用し、支持杭を建込み、埋戻しにあたっては、地盤改良工法を採用し地盤の強度を確保した。
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